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東京2020大会面談員研修がスタート
一緒に盛り上げてくれる“仲間”を待っています!

2019.02.07

「東京2020大会ボランティア」のオリエンテーション開催日が迫ってきました。いよいよ「フィールドキャスト」のボランティアジャーニーがスタートします。2月9日の東京を皮切りに全国で行われるオリエンテーションに先がけて、さる1月24日、東京2020組織委員会による面談員研修が、日本財団ボランティアサポートセンターの協力により行われました。約3時間の熱気に満ちた研修の模様をダイジェストでお届けします。

 

は行の音で笑顔のウォーミングアップ

オリエンテーションで面談を担当するのは、組織委員会や関係団体の職員、スポーツボランティア経験をもつ人たちです。この日は約90名が会場に集結。それぞれの“想い”をもってやってきた面談員たちも、最初はやや緊張の面持ちです。司会を務めるスタッフが

「まずは“はひふへほ”からひと文字、思い浮かべてみてください。そしてその文字を“は・は・は・は”と、10秒間声に出して連呼しましょう」

と促します。なぜ“はひふへほ”の文字かというと、「は行の音は口に出すと笑顔になるから」とのこと。試してみると頬が自然にほぐれてくるのがわかります。

笑顔のウォーミングアップができたところで、東京2020組織委員会ボランテイア担当者がフィールドキャスト応募状況の概要を伝えます。

「今回、東京2020大会を成功させたい人たちが204680人も応募して来てくれました。オリエンテーションはボランティアジャーニーの第一歩。チーム一丸となって頑張っていきたいので、どうぞよろしくお願いします」

 

ボランティアによる出会いで人生が変わる

いよいよ研修がスタート。過去のオリンピックのさまざまなシーンの画像を集めたスライドが流れます。視聴しながらそれぞれが、歓喜と熱気と興奮とが入り交じるオリンピック独特の空気を思い出したところで、研修の講師を務める日本財団ボランティアサポートセンターのアドバイザー、大住 力さんがマイクを握ります。

「どうでしたか? みなさんも今のスライドを見て、いろいろな記憶が呼び起こされたのではないでしょうか。あとでみなさんにもオリンピックやパラリンピックの懐かしいシーンについて、グループで語ってもらいますね」

ちなみに大住さん自身は、シドニーオリンピック女子マラソンで激走する高橋尚子さんを“まるで自分ごとのように応援した”ことが最も記憶に残った五輪とのこと。

また30代後半にアメリカでボランティア活動をしていた際に、自分の固定概念を崩すような多様な価値観をもつ人たちと出会い、そのことで自身の人生も大きく変わったのだと語ります。

スライドによって五輪のイメージが想起されたあとに、話の主題が個人の体験にフォーカスされたことであらためて「東京2020でボランティアをすることの意味や意義」について思いを馳せることになり、会場の空気も静かに熱を帯びてゆきます。

 

“仲間を見つける面談”のためのロールプレイ演習

講義はさらにオリエンテーションで行われる面談の主旨に移ります。

「今回の面談は落とす面接ではありません。いちばんの目的は“仲間を増やす”ことにあります。大会スタッフと応募された方との初めての交流の場でもあります。東京2020をもっともっと一緒に盛り上げて行こうという想いのある人、新しい仲間を、ぜひたくさん見つけてください」

オリエンテーションのイメージができたところで、面談の実習タイムに突入です。イスを動かし3〜4人のグループに分かれてロールプレイを始めたとたんに、会場の空気が見事に一変。それまで静かにためていた熱を一気に放出するかのように活気あふれる中、ときに笑い声も交えて、研修は和やかに終了しました。

 

♦面談員 鈴木せつ子さん

「スポーツボランティア経験は、第1回東京マラソンから始めて、今年で12回目になります。オリンピックでもぜひボランティアをしたいと思い参加しました。オリエンテーションの面談では、その人のよさをうまく引き出すことができたらと思っています。今日の研修では“あなたの笑顔がみんなを笑顔にする”という言葉が心に残りました。私もみなさんと一緒に、笑顔で終われるような面談ができたらいいなと思っています」

♦面談員 渡邊光春さん

「ボランティアは、職業も世代も関係なくいろいろな人が集まって、同じ目的に向かって邁進できる。そのことに楽しさを感じたり、人との出会いがあるのが魅力だと思っています。若い人たちと一緒に作業することによって、僕も刺激を受けられたらうれしいです。オリエンテーションは、大会を支えるボランティアの第一の通過点。当日の僕たちは“仲間を探す”役割です。お互いに肩の力を抜いて、楽しくやりましょう」

 

♦日本財団ボランティアサポートセンターアドバイザー(面談員研修 講師)大住 力さん

「自国開催のオリンピックのボランティアって、そうは経験できない、一生に一度のものすごいチャンスだと思うんです。準備も含めてきっとあっという間に走り過ぎてゆく期間なんだろうなと思っています。面談に来られる方は、オリエンテーションに参加することも大きなチャンスだと思ってのぞんでください。こちらも“ボランティアとして大会を成功させたい”、そんな想いを強くしてもらえる機会になればと願っています」

 

構成:谷畑まゆみ
撮影:岡本 寿 / ボラサポ