Column

東京オリンピック・パラリンピックの移動サポートボランティアとは

東京オリンピック・パラリンピック大会ボランティアの応募締め切り(12月上旬)まで、残り約1か月となりました。
そこで今回は、9つある大会ボランティアの活動分野の中から「移動サポート」をピックアップします!

移動サポートとは、その名の通り、大会関係者が会場間を移動する際に車を運転するのがメインの役割です。自動車の運転を行うにあたり、普通自動車運転免許が必要です。

さて、ここまで読んでみて「大会関係者を乗せて運転するのは荷が重い…」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方の不安を解消するために、実際に2007年世界陸上競技選手権大阪大会で運転ボランティアに参加された経験のある“先輩ドライバー”長村泰正さんに、インタビュー形式でお話を伺いました。

 


Q1.初めてボランティアをやろうと思ったきっかけは何ですか?また、数あるボランティア役割の中からなぜ運転ボランティアを選ばれたのか理由も合わせて教えてください。
A.新聞で世界陸上のボランティア募集を知り、陸上が好きだったことと地元大阪で開催される世界的なイベントで何か役に立ちたいと思いすぐに応募しました。
応募時は運転ボランティアではなく競技補助に応募しましたが、運転ボランティアが不足しているという通知を頂いてすぐに変更しました。

Q2.運転ボランティアの具体的な活動内容と1日の流れを教えてください。
A.運転ボランティアは大会関係者や選手を目的地まで安全・快適に車でお送りするのが主な仕事です。
1日の流れは、
集合場所で車の鍵やETCカードを受け取り、車の点検を実施

問題が無ければ最初の活動ポイントに向かいゲストを乗せて目的地へ

目的地に到着したら次のゲストを乗せて目的地へ
の繰り返しです。
1日8時間くらいの活動ですが、実際に運転しているのは半分ほどの時間です。最後は給油をして集合場所に戻り清掃と鍵などを返却して活動が終わりです。

Q3.運転ボランティアの活動で印象的だった出来事はありますか?
A.選手をスタジアムまでお送りする時はすごく緊張しました。上手く言葉では表現しきれませんが、すごくオーラというか緊張感が伝わってきて、何か話した方が良いのか、黙っていた方がよいのかわからず…
できる限り選手がリラックスして移動できるように運転にも気をつけました。
※ボラサポ注:東京オリンピック・パラリンピックでは選手は乗せないそうです。

Q4.運転ボランティアの活動で失敗談があれば教えてください。
A.失敗談ではありませんが、ゲストの方からの質問に対しての事前準備は不足していました。最初はただ運転すればよいだけと思っていたのが大きな間違いでした。ゲストの方にはいろいろなことを尋ねられます。到着時間に始まって、競技のこと、観光のこと、美味しいお店やおすすめのお土産など…
よく聞かれる到着時間は事前に案内を、観光やお店に関しては仲間とマップを手作りして車に備え付けるようにしました。

Q5.運転ボランティアはずっと一人で活動している印象ですが、孤独感はありませんか?また、仲間や友達はできますか?
A.運転ボランティアは孤独に見えるかもしれませんが、活動中はいろいろな場所に行くので、たくさんの仲間や友達を作ることができます。また、行く場所によって雰囲気も違うのでより深く大会を見ることができます。ゲストの方とも長時間ご一緒するのでいろいろな話ができますし、質問もいっぱいされるので孤独になっている時間はありません(笑)

Q6.最後に、東京オリンピック・パラリンピックボランティアで「移動サポート」に興味のある方に向けてメッセージをお願いします。
A.移動サポートの活動はいくつもの会場を車で駆け回るので、東京オリンピック・パラリンピックを思いっきり感じることのできる活動です。大切なゲストを車でお送りする役割ですから、安全には最も気をつけなければなりませんし、事故などを起こさないように責任感を持って活動に取り組んでいかないといけません。ただお送りするという活動に終わらず、情報の提供など移動時間に付加価値が付けられる活動ができれば良いでしょうね!
車を運転するということでハードルが高く感じますが、勇気をもって一歩踏み出してみて下さい。きっと楽しかったと言える活動になるはずです!


長村さん、貴重なお話ありがとうございました。

移動サポートは、9つの大会ボランティアの活動分野の中でも実際に普段は関わる機会のない人たちと直接コミュニケーションを取ることができる貴重な役割です。
ぜひこの機会に移動サポートに参加し、特別な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

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東京2020大会ボランティア

(インタビュー&文:ボラサポインターン 脇田芽衣)