Column

大学の行っているオリンピック・パラリンピック事業

東京オリンピック・パラリンピックに向けて、全国で多くの大学が東京2020大会を盛り上げるための事業を行なっています。
今回のコラムでは、大学が取り組んでいるいくつかの事業を、現役の大学生目線でご紹介します。

いよいよ2年後に迫った東京2020大会。私は今、大学1年生ですが、周りの大学生の友人には、ボランティアとして大会を盛り上げられるとして、楽しみにしている学生が多く見られます。
友人20人に聞いたところ、留学してしまうかもしれないという人を除き全員が何かしらの形で東京2020大会に関わりたいと言っていました。

NHKによる都内の国公立私立大学119校への調査によると、79大学は大会期間中には授業や試験を実施せず、さらに、4つの大学ではボランティア参加を単位として認め、55大学では単位認定を検討中だそうです。

また、オリンピック教育の推進や大会機運の醸成等に取り組むという目的で東京2020組織委員会と連携を取っている大学は、2018年10月1日時点で805大学もあります。

今回は、連携大学の中でもオリンピック・パラリンピック連携事業をボランティアに関して積極的に行なっている早稲田大学、立教大学、東洋大学の3校の取り組みについて紹介します!

早稲田大学はオリンピック・パラリンピック事業推進室を設置して大学をあげて事業を行なっています。
早稲田大学は特にアスリート育成に取り組んでいて、1920年から現在まで、400名以上の選手を輩出しています。また、大会本番や、開催都市ボランティアで中核となるような学生や、出場選手の練習相手となる学生、スポーツ医科学クリニックで出場選手等へのサポートができる学生ボランティアの教育、育成を行なっていきます。
また、オリンピック・パラリンピック教育の一環として、2015年より、全学部一般科目として、「パラリンピック概論」が受講でき、さらに、2020年に大学生になる付属系属校でのオリンピック・パラリンピック教育も行なって行くそうです。
ボランティア活動への参加は自分のスキルアップに繋がるので、社会に出る前に経験しておくと良いと思います。

早稲田大学の取り組み事例はこちら

立教大学では、2016年5月に東京オリンピック・パラリンピックプロジェクト準備会を設置しました。
また、2017年より、学生が登録して参加する「立教オリパラ応援団」を募集開始し、東京2020大会に向けて、主体的にイベントやボランティアに参加するきっかけを提供しています。立教オリパラ応援団によって、パラリンピックスポーツ理解のために、月一回程度でイベントが行われていて、多くの学生が参加し、理解を深めています。また、2018年度、立教オリパラ応援団によって、50人の定員のボランティアに関する講座が開催されました。
さらに、立教大学は、取り組みを推進するため、各自治体や団体と連携協定を結んでいます。
豊島区や、株式会社西武ライオンズ、株式会社西武総合企画、日本知的障害者水泳連盟、日本身体障がい者水泳連盟と協定を結び、学生向けのイベント開催やスポーツボランティアの場の提供を積極的に行なっています。これらの取り組みによって、スポーツに触れる機会が増え、学生にとってオリンピック、パラリンピックに対する理解がより一層深まったのではないでしょうか。

立教大学の取り組み事例はこちら

東洋大学は、東京2020大会に向けて、オリンピック・パラリンピック連携事業のひとつとして、「スポーツボランティア養成」を行っています。
オンデマンドで行われるスポーツ研修会は、各キャンパスで開講されており、キャンパスによっては参加者が100名を超えることからも、スポーツボランティアへの関心度の高さがうかがえます。
また、9月には、2012年ロンドン大会で、多くの学生がボランティアに参加していた英国・ボーンマス大学から2名の先生を招聘し、学生がボランティアとしてどのように大会へ携わり、大会成功へ寄与したのかをお話いただいたそうです。
講座内でのグループワークでは、学生同士の積極的な意見交換もなされ、東京2020大会に向け、自分たちに出来ることを考える良いきっかけとなったのではないでしょうか。

東洋大学の取り組み事例はこちら

人生のうちに何度も経験することはない自国でのオリンピック・パラリンピック開催で、ボランティアとして、大学生の間に大会を盛り上げるために関わることができるという経験は一生の宝物になるでしょう。
今後、オリンピック・パラリンピックについての知識を深めたり、より大会にむけてできることを探すために、大学が主催する上記のようなイベントに参加してみるのも良いかもしれません!

(文:ボラサポインターン 岡本真季)