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地方会場第2弾!
宮城で東京2020大会ボランティアオリエンテーション実施
2019.05.11
ゴールデンウィーク真っただ中の5月4、5日、宮城県での大会ボランティア(フィールド キャスト)オリエンテーションが、ペア・パル利府(利府町)で行われました。
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宮城県では、オリンピックの男女サッカーの一次ラウンドと準々決勝計10試合が、利府町の宮城スタジアムで行われます。
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また、今回の五輪のテーマの一つ「復興五輪」を象徴する開催地でもあり、オリエンテーション会場には被災地からの五輪を通じた発信に熱い思いを持った参加者の方も多くみられました。
沿岸部には復興途上の土地が並び、被災当時の様子を伝える震災遺構として、2016年の閉校翌年から一般公開されている仙台市の荒浜小学校には、連休中も全国各地から多くの方が足を運んでいました。来年夏の五輪が、震災を、そして復興への歩みを、発信する機会となることでしょう。
今回二日間のオリエンテーションが行われた会場では、会場内外はオリパラ仕様の装飾がずらり。会場入り口にはボラサポが手掛けたフォトスポットが登場し、オリエンテーションを終えた参加者の皆さんが、記念撮影を楽しんでいく姿が見られました。撮影した写真は、「#ボラサポ」のハッシュタグでぜひ投稿してください!
今回のオリエンテーションでは、二日間で約700人のボランティア応募者が参加。宮城県外から応募の方も見られました。
説明会とグループアクティビティ、そして面談や本人確認が行われ、フィールド キャストへの意欲を高め、また皆で共有する機会となりました。
また、タブレット端末によるテレビ電話での遠隔手話通訳ツールも活躍。手話通訳に加え、日本語&英語の字幕を液晶ビジョンやスクリーンに表示し、音声認識によるリアルタイムの表示で、サポートしました。これらのツールは、今後の各地方会場でも活用します。
宮城県では、都市ボランティア(シティ キャスト)を5/31(金)まで募集中です!こちらもぜひご応募ください!
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今週末12、13日は福島県でオリエンテーションを行います。ボラサポのスタッフも全国各地におじゃまします!
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オリエンテーション参加者インタビュー
加藤茂子さん
Jリーグのベガルタ仙台のボランティアクラブに発足当初から携わり、代表も務めました。
震災の時には、被災した仙台市内の自宅のマンションに、全国からボランティアの皆さんが来て、助けてくれました。海外からも支援や募金をいただいて、本当にうれしかったです。その時のことを思い出すと、今でも涙が出てしまいます。
今回の五輪はそのありがたさ、そして、元気になった姿、立ち直ってきた姿を発信できるチャンスだと思っています。
玉川真帆さん
今回のボランティアは、友達もやると言っていたので、大学生のうちにいろんなことを経験しておきたいとも思い、すぐに応募しました。卓球など、自分よりも若い世代がオリンピックで活躍しているのはすごいと思います。
私は仙台出身で、今も仙台に住んでいます。震災の時、その被害の様子は世界に数多く流れたと思いますが、その後の復興してきた姿が流れることはそんなに多くはないので、このオリンピック・パラリンピックは復興の姿を発信する大きなチャンスです。
スポーツボランティアの経験はないですが、高校生の頃に地元で開かれた全国高校総合文化祭で、秋篠宮さまのアテンドを経験しました。今回の応募でも、アテンドや式典の役割で参加したいです。
村松淳司さん
今回のオリエンテーションで、いよいよオリンピックが始まるなという感じがします。
利府町に住んでいますが、五輪の中で、震災からこれだけ復興したんだというところを、海外に向けて発信したいと思います。
そのためにも、日本らしく、日本の文化にのっとって、海外の人をおもてなししたいですね。できるだけ観客の皆さんと接することのできる仕事をしたいと思います。
髙橋朝之さん
自転車や水泳など、自分もスポーツをしていて、また住んでいる岩手でトライアスロン大会のボランティアを20年以上してきました。そうした選手としての視点や運営の経験を生かして、選手が快適にプレーできるように役に立てればと思います。
細井拓真さん
昔からオリンピックを見ていて、選手の頑張りに感動をもらっていました。特に印象的なのは、ロンドンオリンピックです。なでしこジャパンの銀メダルとか、競泳のメドレーリレーの銀メダルで、松田丈志選手の「(北島)康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」というコメントですね。
自分と同じ若い世代も活躍するので、そのサポートをできればと思い、応募した役割も運営や競技など、選手に近い部分を希望しました。