JOURNALジャーナル

1,000名以上のフィールドキャストが
オンライン上に大集結!
「Field Castオンラインイベント 教えて!〇〇さん」

2020

2021.07.19

いよいよ開幕が目前となった東京オリンピック・パラリンピック。大会を裏で支えるフィールドキャストは現場で何をすればいいのか? どういう準備が必要?直前ならではの疑問が多々ある事と思います。そんな悩みや疑問を組織委員会の職員2名をゲストに迎え、答えてもらう「Field Castオンラインイベント 教えて!〇〇さん」が7月7日に開催され、1,119名のフィールドキャストにご参加いただきました。

※本イベントは2021年7月7日に開催されました。そのため、記事の内容は、その時点のものになります。

多くのフィールドキャストと重なり合う最高の舞台を作るための想い

ボラサポ事業部の園部さやかマネージャーの進行で、手話通訳士も加わり、オンライン交流会がスタート。まずはEVS(イベントサービス)・有明アリーナ担当の辻健二さん、PEM(ピープルマネジメント・人材管理)・オリンピックスタジアム担当の飯塚はるなさんが登場し、参加者から事前に寄せられた質問について答えてくれました

左上:ボラサポ事業部のマネージャー園部さやかさん、左下:手話通訳、右上:オリンピックスタジアム担当の飯塚はるなさん、右下:EVS・有明アリーナ担当の辻健二さん

昨年行われたオリエンテーションのときにフィールドキャストのみなさんと会っていた飯塚さんは、役割別・会場別研修で約1年ぶりに再会したことを嬉しそうに語っていたのが印象的でした。辻さんは東京オリンピック・パラリンピック開催について、現在の世論の逆風を肌で感じており、まわりの人からネガティブな話をされることもあるとのことです。しかし会場別研修でフィールドキャストのみなさんと実際に会ったことにより、「最高の舞台を作るために同じ方向を向いていると思えて、アウェイからホームに帰ってきた気持ちでした」と、心境を吐露する場面も。「選手の東京オリンピック・パラリンピックへかける想いの強さ、競技の面白さ、素晴らしさ、そして家族の応援などが自分のモチベーションになっています」と語っていました。

ボランティア当日の会場では数名のチームに分かれて活動することなど、様々な質問に対して丁寧に回答してくれました。

朝早いシフトや夜遅いシフトへの不安に対しては「無理のない範囲でお願いしたいので、電車等が間に合わないときは、遠慮なく会場の担当に相談してほしい」と回答。また、多くの方が気になっていたユニフォームを着て、自宅から会場まで移動する点については「ユニフォームでの移動を基本としていたが、昨今の状況は我々も理解している。一方、会場では荷物を置ける場所もなく、バッグに入るものしか持ち込めない。そのため、カバンに入るTシャツなどを上に羽織って移動いただいてもよい」と回答。

他にも事前に知っておくべき情報やルール、感染症対策については、eラーニングのサイトやプレイブックに詳しく掲載されているので、よくチェックしておくことがオススメとのこと。

飯塚さんは「責任感を一人で背負わず、みんなで協力しながら一生に一度の機会を楽しんでほしいです」、辻さんは「身体が資本なので元気に笑顔で会場に来ていただき、活動していただければそれだけで嬉しいです」と、みなさんへエールを送ってくれました。

 

フィールドキャストの先輩が現場から届けるボランティア活動の楽しさ

続いて画面上に招かれたのは、UAC(ユニフォームアクレディテーションセンター)担当の伊藤かなえさん、森政太朗さん。すでにフィールドキャストとして活動している2人が、現場の生の状況を語ってくれました。

UAC担当の下段右:伊藤かなえさん、下段中央:森政太朗さん

この時点で伊藤さんは15日間、森さんは8日間ボランティア活動をしており、いろいろな人との出会いを楽しみながら取り組んでいるとのこと。森さんが活動する上で事前にやったことはeラーニングでの学習だったそうで、掲載されていることを学んでおけば、活動当日どのように動けばいいのかが分かると教えてくれました。

また、何を持っていけば迷っているフィールドキャストも多い中、伊藤さんは使用しているバッグの中身を見せてくれました。バッグには意外にたくさん物が入るが、活動中重くなり肩が痛くなるので、必要最低限のものだけ入れて身軽にしておくことがコツだと教えてくれました。そして、ボランティア活動をすることでもらえるピンバッジの話題に。

活動日数によってピンバッジの色が金・銀・銅と変わるので、収集を楽しんでいる人も多いとのこと。すでに全てのカラーや別会場のピンバッジを手に入れている強者にも出会ったそうです。さらには数量限定でオリジナルスウォッチが当たることもあり、見事にゲットした森さんは恐縮しながらも嬉々として実物を見せていました。

 楽しみの一つであるボランティア同士の交流もコロナ禍で心配されていましたが、伊藤さん曰く、休憩場所では感染症対策を守りつつ、情報やアドレスの交換があったとのこと。何日も同じ会場で活動する中で顔見知りになり、自然と仲間意識が芽生えていく。それは長いスパンで行動を共にするオリンピック・パラリンピックならではのことで、「また明日!」や「また来週お願いします」という挨拶ができるのが楽しいとおっしゃっていました。

「また明日もボランティア活動をしたいな、と一日の終わりに思いますか?」という質問に、森さんは「新しい出会いがあり、いろいろな背景のある方と仲良くなれて、ボランティアの仕方も新しい学びがあるので毎日そう思いますね」、伊藤さんは「思います。シフトがない日がすごく寂しくて、活動日程が終わったらロスになりそうです」と、ユーモアを交えた回答も印象深かったです。

あっという間に予定の1時間が経過し、最後のメッセージを伝えるときに辻さんが、「ボランティアは東京オリンピック・パラリンピックで終わりではなく、ここがスタートと考えるとまた違ったモチベーションで活動できると思います。今後もそういった気持ちで続けてほしいですね」と、みなさんへエールを贈る言葉でイベントを締め括ってくれました。

選手やスタッフが一丸となって目指す、東京オリンピック・パラリンピックの成功。フィールドキャストのみなさんには、とにかく楽しみながら活動をしてほしいです。そして、無事に閉会した後もボランティア活動に継続して取り組み、みなさんの生き甲斐となることを願っています。

text by Jun Nakazawa

Share!
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE