JOURNALジャーナル

「第4回みんなの都市ボラ大学」を開催しました!

2020

2021.07.20

東京2020大会開幕が迫る中、先日6/27(日)にボラサポでは「第4回みんなの都市ボラ大学」を開催しました。

ボランティア同士が自分の知識や得意分野について教え合い、学び合う機会として開催してきた都市ボラ大学。今回は29人のボランティアがファシリテーター(講師役)を務め、約500人の方々に参加いただきました。

2020年10月に開講し、これまで積み重ねてきた学びも集大成。

ボランティアの方々のそれぞれの想いが行き交い、今回も笑顔溢れる、あたたかい交流の場となりました。

 

開会式≪基調講演≫(9:30‐10:10)
二宮 雅也 氏
基調講演『楽しく学ぼう、みんなの都市ボラ大学』

基調講演は毎回おなじみ、ボラサポ参与の二宮雅也先生(東京2020大会組織委員会ボランティア検討委員会委員、文教大学准教授)です。

このコロナ禍で、オンライン化が進んだことによって生まれた都市ボラ大学。二宮先生は「日本全国のボランティアがオンラインで繋がり合うという、コロナ禍ならではの学び方、繋がり方が生まれました。ボランティア同士だからこそ笑って学び合えるのが素晴らしく、さらに、教え合うことで『わかる』から『できる』へ繋がっていきます」とその魅力を解説。
「学びと実践の場として、そして集いの場として、都市ボラ大学はボランティアレガシーにつながっていくはず」と、今後に向けてのありがたいお言葉をいただきました。

1時間目(10:25‐11:25)

『”残念な”ボランティアとは言わせない。“できる”ボランティアの心構えとは』丸山 美佳さん(東京都・大会ボランティア)

ボランティアに参加する人は経験も思いもさまざま。そんなボランティア現場において、活動日当日に大事な心構えをお伝えする講座でした。ボランティア現場でありがちな場面を示しながら、観光客の方の事情や状況、あるいはボランティア現場での決まり事など、いろんなことに配慮しながら活動をするコツを学びました。

『「東京2020大会で私は輝きたい」。あなたのアドバイスを待ってます。』山田 登さん(東京都・大会ボランティア)

東京2020大会のスタッフ・コンセプトである「私は輝く」ことの意味を、みんなで考える講座でした。山田さんからはボランティア活動に臨む際の姿勢として7つの視点を提示いただき、参加者からもそれぞれのボランティア活動への力の入れ具合や応募した動機についてお話いただくことで、各自がボランティアに臨む際のスタンスを振り返るいい機会となりました。

 

『英語とスペイン語を一緒に楽しくレッスン。今からでもOK!今日をスタートとして始めませんか♪♪♪』おづか ゆりこさん(千葉県・大会ボランティア)

英語とスペイン語が得意なおづかさん。日本語があまり得意でない方のために、困っているときなどはどんどん話しかけてほしいと今回の講座を企画。スペイン語と英語がしゃべれる友人も講師に招いて、「東京駅で中央線に乗り換えてください」など具体的な活動で使えるフレーズを、参加者みんなで声を出して簡単な英語とスペイン語を学ぶことが出来ました。

 

『オンラインで競技会場見学!これであなたは『おもてなし名人!』~パラマラソン競技会場編~』市川 浩二さん(東京都、埼玉県・大会ボランティア)

前回も動画などを使って武蔵野の森周辺を紹介してくれましたが、今回はパラマラソンの競技会場周辺、コースの紹介です。パラマラソンの全コースを映像で紹介!なんと生中継での銀座、浅草周辺のコース紹介もあり、実際にそこでボランティアする方にとっては非常に役立つものでした。また一観客で観戦することを考えても、競技会場周辺の地理・歴史の話もあり、とっても知的好奇心くすぐる楽しい濃密な時間となりました。

 

『「そもそもカフェ 第3弾」その1  〜みんなで話そう、そもそもボランティアとは?〜』加藤 圭寿さん(東京都、大会ボランティア)

今回は、前回、前々回に続く加藤さんのそもそもカフェ第3弾です。様々な見方・活動があるボランティアに関してみんなでグループになって議論しました。自分の意見を話すだけでなく、相手の意見も聞くことによって、色々なボランティア活動について考える事ができました。「楽しむ気持ち」「自分の住む地域に目を向ける」この二つに考えを置いて、今後も自身が楽しくボランティアする姿を描くことができました。

 

2時間目(11:40‐12:40)

『シティキャストの心構え』内貴 恒雄さん(東京都)

前回1964年の東京オリンピックでは陸上競技を観戦し、その時の歓声が忘れられないという内貴さん。今回はシティキャストとして活動予定の内貴さんは、50年住んでいる江東区の魅力と、区内にある東京2020大会の競技会場を紹介。地元でシティキャストとして活動するにあたり、熱中症への対策など日頃からの心構えについてシェアしていただきました。

『担当者が語る!都市ボラ大学とオリパラレガシーについて』森 政太朗(日本財団ボランティアサポートセンタースタッフ)

都市ボラ大学を開催した背景と歴史を、ボラサポの担当スタッフ森がご紹介しました。都市ボラ大学などをきっかけに、ボランティアの皆さんの間で誕生した勉強会なども紹介し、今回の大会に関するボランティアをきっかけに、人々の繋がりが生まれて、その輪が広がっている様子をご紹介しました。ボラサポでは、こうしたコミュニティがオリパラレガシーに繋がることを願っています。

 

『みなさん!ボランティア活動の楽しさと続ける秘訣を一緒に学びましょう。』竹澤 真治さん(東京都・大会ボランティア)

ボランティア経験豊富でボランティアの様々な楽しみを知る竹澤さん。「ボランティアをやると、普段関わらない人との交流がつながります!」など様々な視点からお話しいただきました。初めてボランティアする人にも「ボランティアってなんだか楽しそうだな」と思える講座でした。

『東京2020ボランティアの準備はok?~今からでも間に合う、本番楽しむための5つの備えをご紹介します~』宮川 里咲さん(静岡県・大会ボランティア)

ボランティアまで1か月。本番楽しむために例えば、「競技・選手を知る」「健康・体力(熱中症)への備え」など5つの具体的な備えを教えてくれた講座。参加者の中にはメモを取っている人もいて、この講座を聞いていた参加者は大会が一層楽しくなりますね。

『視覚障害者の文化を知って共に楽しむ方法を考えてみませんか?』工藤 滋さん(東京都・大会ボランティア)

視覚に障害のある工藤さん。工藤さん自身の生活、スポーツに関するエピソード、仕事、ボランティア活動の様子を話していただきました。参加者は視覚障害者の文化、想いをリアルに知ることができ、講座を聞く前よりも一層広い視点を持ってボランティア活動に臨むことができるはず!

『あなたを成長させるオリパラ役立ち情報を先端都市札幌から』秋川 好伸さん(札幌市)

札幌出身の秋川さん、前回は北海道の温泉を紹介してくれました。今回も勿論北海道の紹介ですが、一転、北海道大学のバイオテクノロジーなど最先端の取組を紹介してくれました。参加者は少し違った視点からの北海道の魅力を知ることができました。北海道行きたくなりますねー。

 

『「そもそもカフェ第3弾」その2  外国人や障がい者とのコミュニケーションに役立つアプリ』深野 さゆりさん(大会ボランティア)

「色覚障害の人には、東京のカラフルな路線図もカラフルに見えず分かりづらい場合も」など障害毎の具体的な困りごとを提示していただき、外国人や高齢者、聴覚・色覚などの障がいをもつ方など、いろいろな方とのコミュニケーションに日常的に活用できる5つのアプリを紹介してくれました。
具体的な使用方法も教えてくれ、大会で活動する上での不安を取り除くことができた講座となりました。

 

5分プレゼン発表会(12:45‐13:35)

『オリパラ後もボランティアでレガシーを!~私の活動しているまちサポを紹介します~』柴﨑 保子さん(東京都・大会ボランティア)

町田市のまちサポについてご紹介いただきました。

『今まで活動したボランティア経験について』Selvam Arumugaさん(東京都・大会ボランティア)

東京マラソンなどこれまで経験してきたボランティア活動をご紹介いただきました。

『異文化交流ってなんだろう!?』山下 一馬さん(藤沢市)

文通や大阪万博での外国人観光客との交流、大学時代のホームステイや外資系企業での海外駐在など、自分のこれまでの異文化交流の体験をご紹介いただきました。

 

『東日本大震災での体験と私のオリンピック2020(救護班)』加藤 優子さん(藤沢市)

東日本大震災での医療ボランティア活動の話をしていただき、「死」という単語が何度も出てきてとても考えさせられる講座でした。

『「スーパーレポーターに感謝の気持ちを伝えたい!」2011.3.11~思っていた事』加藤 君子さん(宮城県)

東日本大震災の時、宮城県の病院内に取り残されていた被災者がたくさんいましたが、支援がなかった状況でした。その時3人の外国の記者がやってきてその状況を伝えてくれました。そしたらどんどん支援物資が集まりだし、なんとか命を繋ぐことができました。3人のスーパーレポーター(記者)に感謝を伝える講座でした。

『「震災大国日本に住まうということ」~5分で高める防災意識~』須藤 扶美子さん(宮城県)

実家の石巻に帰省中、地震と津波に遭遇。2階に上がるのが5分遅かったら今はないと思う。災害発生時の行動に関する注意喚起が行われました。「今まで大丈夫だった、ここは大丈夫だろう」その思い込みは絶対ダメ、その言葉が印象に残る講座でした。

 

3時間目(13:40‐14:40)

『とことん!みんなで一緒に考えはじめよう!都市ボラ当日の『私の楽しさ』 発見編』澤田 健太郎さん(東京都・大会ボランティア)

ボランティアに応募した時に感じていたボランティアに対する「ワクワク感」「楽しさ」「意義」。大会本番のボランティア活動を通して体感したい、そんな「楽しみ」を、グループワークを通して一緒に考え、そして再定義する講座でした。大会を目前に、改めて振り返ることで、ボランティアへのポジティブな想いが湧き上がる機会となりました。

 

『近場の穴場スポットを動画で配信してみませんか!日本語版のみならず英語版もできますよ!』上野 昇司さん(千葉県)

千葉県の都市ボラ有志で「チームネクサス」というチームを立ち上げて、HPを開設し、情報発信を行っている活動の様子をご紹介いただきました。HPでは日本語対応だけでなく、音声を含めた英語対応までされていて、きめ細やかな発信方法が参考になる講座でした。

『世界の国での体験情報を(SNSのグル-プで)話す仲間を作ろう!』岡田 弘さん(千葉県)

ご自身の海外旅行の経験から、それを自分だけで留めるのではなく、仲間を作り、今後の交流につなげたいと呼びかけていただきました。SNSを通して、新たなつながりの築き方、関係の作り方に関してのアドバイスもありました。これから新たな輪が広がることを期待しています。

 

 

『都市ボラ仲間とオンラインで実現!ぜひ参考にしてほしい「ボランティア発の企画ができるまで」と「十人十色の関わり方」』小川歩美さん(シティキャストフジサワ(藤沢市都市ボランティア)有志 supported by 藤沢市 東京オリンピック・パラリンピック開催準備室)(藤沢市、東京都、大会ボランティア)

ボランティアが主体的になってつくり上げた企画(モザイクアート作成)について、ご紹介いただきました。新聞にも取り上げられたそうです。この企画の参加者は、コロナ禍での活動は最初は不安もありましたが、「こんなときだからこそできることを!」と考えて取組み、得たモノがたくさんあったと伝えていました。

 

『「そもそもカフェ 第3弾」その3 おもてなし講座「うちわ」』(都市ボラ大学in千葉とコラボ)平山 清彦さん(千葉県)

実際に平山さんが作られた「うちわ」を見せながら、作り方のポイントを説明いただきました。たとえば、「頑張れ」ということばを直訳すると上から目線となってしまうため、各国を応援する際の翻訳の仕方にも配慮が必要ということです。そして、何より「笑顔」でおもてなしをすることが大切とお話いただきました。

『「そもそもカフェ 第3弾」その4 おもてなし講義「折り紙」』荻原 紀代子(茨城県)

折り紙の成り立ちや折り紙教育をする国のご紹介など、折り紙について深く学べる講座でした。萩原さんからのクイズや質問に対して、参加者の皆さんはたくさんのチャットで反応し、とても盛り上がっていました。折り紙メダルもご紹介いただき、本番でのおもてなしにも役立つ内容でした。

 

 

4時間目(14:55‐15:55)

『とことん!みんなで一緒に考えはじめよう!  都市ボラ当日の『私の楽しさ』実現に向かって~!編』小山 敏明さん(東京都・大会ボランティア)

大会本番の活動をどうやって楽しむか。ベテランボランティアのゲストスピーチや対談、そしてグループワークを通じて、その実現のための具体的な方法をみんなで一緒に考えました。「笑顔であいさつ」「時間を守る」など、具体的な行動に落とし込んでみると、ボランティア現場でのふるまい方がより明確になり、活動当日に向けての気持ちが高まる講座でした。

 

『聴覚障がいの僕と、聴覚障がい者の生活を考えてみませんか?』川越 秀明さん(札幌市)

聴覚障がいを持つ川越さんのこれまでのご自身の生い立ちやコロナ禍となり、困っていること、 便利アプリなどをご紹介いただきました。当事者からのお話に参加者は真剣に耳を傾けていました。最後の質疑応答では、してほしいサポートについての質問に対し、手話ができる人には使ってもらい、たとえできなかったとしても、筆談などその他の手段を使ってコミュニケーションを取ってほしいとお伝えされていました。

 

 

『「日本の城」を英語で紹介してみよう‼』山本 宏喜さん(千葉県都市ボラ、大会ボラ)

今回で4回目のご登壇となるお馴染みの山本さん。今回は「日本の城」を英語でご紹介いただきました。みんなで一緒にアウトプットをすることで、より理解を深めることができます。参加者はとても楽しそうに、積極的に声を出して、参加していました。それぞれの声が響き、いつも同様、あたたかい雰囲気のクラスでした。

『ボランティアリーダーのぶさんが伝える活動を楽しむヒント!』田中 信行さん(大会ボランティア)

今までのボランティアリーダー経験から、ボランティアメンバーにどのように活動に関わってもらいたいかを伝えていただきました。大阪マラソンやベルリンマラソンの事例を通して、日本と海外のボランティアの違いについても知ることができました。活動をするにあたり、一番大切なことは「自分の魅力を探して、輝くこと」とお話されていました。

 

『「そもそもカフェ 第3弾」その5 ポジティブ思考を養おう! ~異文化での驚きの体験から~(異文化講義)』下田 眞平さん(藤沢市)

下田さんがヨーロッパ滞在時に経験した時間感覚の違いやことばの意味の違いによるカルチャーショックについてお話いただき、興味を惹く内容でした。ボランティアをする際には、いろいろな国の方と接することになるため、想定外のことに出逢っても、心に余裕を持つことの大切さを学ぶことのできる講座でした。

『「そもそもカフェ 第3弾」その6 マスクで隠された笑顔と声、手話でコミュニケーション力、アップしましょう!』横山 香さん(静岡県、大会ボランティア)

現在のコロナ禍により、今までとは違い、ボランティア活動においてもマスクをつけてコミュニケーションを取ることになります。マスクをカバーする手話について、横山さんのステキな笑顔と丁寧なレクチャーにより、参加者は実践しながら学びました。ただ単に手話をして伝えるだけでなく、表情やジェスチャーを用いて伝えることでより伝えやすくなることがわかりました。

 

閉会式

大会前の最後の都市ボラ大学の締めくくりとして、都市ボラ大学アドバイザーの平田隆之さん(NPO法人市民プロデュース理事長)から総括のお言葉をいただきました。

「今大会のスタッフ・コンセプトは「私は輝く」ですが、皆さんの心の中での聖火が、皆さんの輝きと言えるのではないかと思いました。この都市ボラ大学は、消えない聖火を作っているようなものだと思います。今日も素晴らしい時間をありがとうございました」

 

いよいよ大会目前です。

ボランティアの皆さんがこれまで積み重ねてきた想いやつながった絆を大切に、それぞれの場で、それぞれの形で輝けることを願っています。

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