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お笑い手話劇場 夫婦漫才編
~撮影の裏側をご紹介!~
2020.12.01
「お笑い手話劇場 夫婦漫才編」を11/16(月)に公開し、初日から多くの方に視聴していただきました。今回はその動画撮影の裏側をご紹介します!
オンラインで手話を通じて綿密に打ち合わせ
そもそも撮影本番に至るまでにも、どういう動画にしたいか、どういう趣旨で行うのかなど内容を事前にオンラインで打ち合わせしてから撮影に臨みました。
モンキー高野さん、菊川れんさんが画面上で手話を表現して、それを手話通訳士の橋本一郎さん、高島由美子さんが通訳して私たちに伝えてくださいました。
画面上を手話が飛び交い、念入りな打ち合わせとなりました。
実際の撮影は7月に浅草のスタジオで行われました。
夫婦漫才歴16年!
モンキー高野さんと菊川れんさんの手話を実際に見ていると、とても滑らかで、わからない手話表現でも、なんとくなく意味が分かってきます。二人の表現力の高さに圧倒されました。
二人は夫婦漫才をやり始めてなんと16年。その表現力の高さは、二人で培ってきた年月に裏付けされているんですね。
撮影は前半と後半で衣装替えをし、その都度意見を交わしあいながら、みんなで動画を作り上げることができました。
モンキー高野&菊川れんさんからのメッセージ
「みなさんが楽しんでいただけるのかなー?」とか、「動画大丈夫かな?」と撮影しているときは不安もありましたが、一生懸命やりました!
ただ、真面目な話をしすぎても私達夫婦漫才の面白さは通じないし、私たちなりに色々アレンジしました。
今日作った動画は、ろう者だけじゃなく色んな人に見てほしいですね。「ろう者の表情はとても豊かで面白い」「自分も手話学んでみたい」なんて人が出てきてくれたら嬉しいですね。
ろう者は耳が聞こえなくて不便だと思われているかもしれません。ただ実際にはこういうお笑いに携わるようなろう者もいるし、おもしろい人がいることを理解してほしいですね。
健常者と一緒で機嫌が良い時も悪い時もあるし、ろう者、健常者関係なく人間みな同じだと思います。そんなことを動画から少しでも感じてもらえると嬉しいですね。
撮影にご協力いただいた、モンキー高野さん、菊川れんさん、手話通訳士の橋本一郎さん、高島由美子さん、ありがとうございました!