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東京雪祭×HEROs FESTA2019
~ボランティアレポート~

2019.12.09

秋晴れとなった119日(土)、10日(日)、東京・代々木公園において「東京雪祭× HEROs FESTA2019」が開催されました。

この時期の恒例となっている「東京雪祭」。プロスノーボーダーでもある荒井DAZE善正氏が骨髄移植により難病を克服した経験から設立した一般社団法人SNOWBANKによるもので、スノーボード、アート、音楽の楽しさを通じて骨髄バンクの普及を行ってきました。

東京雪祭として9回目を迎える今回は、日本財団HEROs(以下、HEROs)との初コラボが実現。HEROsとは、アスリートによる社会貢献活動を促進させる事で、様々な社会問題を解決する動きを加速させ、ソーシャルイノベーションの輪を広げていくことを目的に活動を行っているプロジェクトです。

今回のフェスタは「トップアスリートとの交流を通して子どもたちがスポーツの魅力と社会貢献を知る、始める」という目的がお互いに合致したことから、初めての共催となりました。

SNOWBANKエリアでは人工雪によるスノーボード会場で大会が行われたほか、そり遊びに熱中する子どもたちの姿も。ステージでは吹奏楽の演奏やライブが人気を集め、会場のあちこちではプラカードや書道によるサインボードを持って、献血・骨髄ドナー登録の啓発に力が入れられました。

HEROsエリアにおいては、多くのトップアスリートが来場し、子どもたちとスポーツ交流を繰り広げました。また、ボッチャ、車いすレースなどのパラスポーツを体験するブースは子どもたちが列を作って参加するほど大人気でした。

小児がんなどの難病を治療する子どもたちを支援するレモネードスタンドに駆け付けたのは、萩原智子さんと池田信太郎さん。爽やかで頼もしい応援団の登場となりました。

このイベントでは、両日を通じて、多くの企業ボランティアの皆さんが各ブースに参加してイベントを盛り上げました。代々木公園内では他にもイベントが開かれていたこともあり、大勢の家族連れなどが来場する中、企業ボランティアの皆さんはどこのブースでも元気よく、しかも臨機応変に対応。自身もイベントの雰囲気をエンジョイしながらボランティア活動に取り組んでいました。

来場したアスリートの皆さんからボランティアについてのコメント、想いをいただいたので、一部紹介します。

 

■萩原 智子さん(水泳)

「スポーツイベントは親しみやすく、幅広い世代に笑顔になってもらえて楽しいですね。シドニーオリンピックで頑張っているボランティアの方から『私たちもプレイヤーだから楽しんでいる』と聞いた時には感動しました。私も東京2020大会のボランティアに応募したので、今度は支える側でどんな風景が見られるかを楽しみにしています」

 

■池田 信太郎さん(バドミントン)

「現役時代から、マニュアルだけではなく相手の身になって行動できるボランティアの皆さんは素晴らしいことを実感しました。コミュニケーションを取る機会が多いボランティアとして、自分のことのように相手を思いやることができるとか、貢献する気持ちを持っているのは価値があることだと思います」

 

■河合 純一さん(パラ水泳)

「家族連れで楽しめるイベントであり、このような異業種のコラボが新しいエネルギーや出会いを生み出すのだと改めて思いました。オリンピックやパラリンピックのボランティアはその笑顔や挨拶だけで大会の印象がガラっと変わります。声をかけてくれたり、明るく対応してくれたりするのはありがたいし、何より気持ちがいいですね」

 

■根木 慎志さん(車いすバスケットボール)

「初参加でしたが、当初のイメージをはるかに超えて、多様な人が素敵にお互いを認めて輝けることが、実践できているイベントだと感じました。ボランティアもアスリートも一緒に作っている雰囲気がありますし、目の前の課題をシェアできる魂を持っているのがボランティアではないでしょうか。子どもたちが車いすなどを楽しく体験できる場があるのはたいへんよいことだと思うので、もっと関わってどんどん盛り上げていきたいです」

 

今回のフェスタで活躍された企業ボランティアさんのインタビューも紹介します。

■星野 祐子さん TOKYO CITY F.C.ブース担当

プラスチックカップを決められた型に積み上げて崩すスピードを競う「スポーツスタッキング」を担当しました。子どもたちはルールの飲み込みが速く、タイムが速いのにも驚きました。一緒に喜んだり、悔しがったりとすごく楽しいです。参加してくれた子どもたちは献血こそできませんが、大人になったときにあのイベントは楽しかったと思いだしてくれれば、社会貢献を知る場が広がることに繋がると思います。

東京2020大会のボランティアは絶対にやろうと決めていました。こんな大きな大会に参加できる絶好のチャンスですし、今しかできないことをやりたかったからです。イベントや研修後にSNSなどでつながってボランティアの知り合いが増えたので活動しやすくなりました。ボランティアをしている時にはトラブル対応などがありますが、仕事にもプラスになるのでとことんやって、世界中を笑顔にしたいです。

 

■堀内 俊之さん ボッチャブース担当

 今回のフェスタは初コラボだそうですが違和感はあまりなく、逆にお互いが気を配っていて素敵な関係を保っていると感じました。特に、SNOWBANKは若い人や家族連れが多いので、献血はもちろん、HEROsにも興味を持ってもらうにはぴったりなコラボだと思います。ぜひもっと規模を大きくして開催してほしいですね。

ボランティアは昨日に続いて参加し、リーダーを務めました。今日は一人欠席になってしまったので回すのがちょっと大変でしたが、それでもボランティアは楽しいです。現在は毎週末のようにボランティアに参加していて、ライフワークになりつつあります。障がいを持った子どもたちの放課後教室でバルーンアートの制作や、サンタクロース役も10年以上続けています。自分にとって、ボランティアは新しい人とつながる場所であり、同じ目標に向かえる同志です。ボランティアをして自分が楽しいだけでなく、ボランティアをしてもらう人にも喜んでもらえるのが良いことだと考えています。

 

2日間のフェスタを終えて、骨髄バンクドナー登録は112名、献血者は236名となり、見事目標を達成!また、企業ボランティアさんは両日で延べ約70名の方が活躍し、東京雪祭× HEROs FESTA2019は盛況のうちに幕を閉じました。参加されたボランティアの皆さんの素敵な笑顔が、いかに充実した1日を過ごしたかを物語っているようです。お疲れ様でした!