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「#日本人の英語力」パネルディスカッション
ボラサポ沢渡事務局長が登壇

2019.12.04

EFエデュケーション・ファースト(以下、EF)主催のEPI英語力指数2019年版公開記念イベント「#日本人の英語力」パネルディスカッションが、118()に日本財団ビルで行われました。

ボラサポでは本イベントに先立ち、EFと協力のもとイングリッシュアカデミー(企業ボランティア向けの英語研修)受講生にアンケートを実施し、日ごろの英語学習の取り組みや、英語に対する課題意識について調査しました。英語学習に対する意識にどのような変化を与えているかなど、ボランティアを育成・研修する当団体の視点から、日本人の英語力についてボラサポの沢渡一登事務局長が登壇しました。

朝日新聞GLOBE+のコラムニストであるサンドラ・ヘフェリンさんが、パネルディスカッションのモデレーターを務め、沢渡事務局長の他パネリストとして、ビジネス・ブレイクスルー大学経営学部の青野仲達教授、EF代表取締役社長サンチョリ・リーの4人で行いました。

EFEPI英語力指数2019年版で日本人の英語力は、100か国中53,という結果に対して沢渡事務局長は、

「英語を使う機会が少ないから他の国と差をつけられているのかなと思う。観光案内のボランティアだったりは特にそうだが、ボランティア活動で英語を使う機会は多い。生きた言語を使うというのが英語力の向上につながると思う。」

EF様協力のもと、4回のプログラムで構成されるイングリッシュアカデミーを行っているが、その4回で英語が完璧にできるわけではないです。綺麗な英語を話すというよりは、伝えることの重要性に気付いてもらえたらなと思っています。」

とボランティア活動が英語力の向上にもつながる可能性があること。英語の文法、単語を身につけることも重要だが、まずは自分の言葉を相手に伝えることが重要だと話しました。

途中、会場の皆さんにも、英語を勉強してきた中で何か感じたことやエピソードを話していただく時間がありました。

イングリッシュアカデミーを受講し、ボラサポから案内した各種ボランティアにも参加している橘さんは、

「英語を話すのに文法がきちっとするのは必要ないんじゃないか。ほんとに簡単な短いフレーズでよいんじゃないかと思う。ボランティアの現場で英語が必要とされることもあったが、そんなに英語をしゃべっている時間もないし、自分自身にも余裕がないことが多い。ボランティア現場で求められるのは、短い簡単な英語かなと思う。」

と自身が実際ボランティア活動している経験に基づいた話をしてくれました。英語が得意でない人でもこれならできると思います。ボランティアの現場ではまず伝えることが重要なので、この意見はとても参考になりますね。

会の終盤には、パネリストの3人が改めて、#日本人の英語力に関しての想いを語りました。

青野教授「英語を上達するために一番重要なことは、ひたすら練習。Practice,Practice,Practice!そしてもう一つは、英語というゲームのルールを知ること。英語のルールとは、例えばエッセイであるならば、最初に結論、そして理由、結論を振り返るなど、当たり前のルール。それを知らないと、英語には勝てない。その上で練習する。そのルールを知れば英語の勉強は必ず楽しくなる。」

リー社長「英語を得意になるには、自信を持つしかない。みなさん英語できます。私は英語ができると言ってみてください。(会場から『I can speak English』) ほら、英語喋れてますよ。まず自信をもって自分が英語喋れるんだと思うことが大切です。」

沢渡事務局長「東京2020大会の時は、毎日がお祭り騒ぎ。その中で言葉や文化で困る人がたくさんいると思います。その人たちを見かけたら、一歩乗り越えて声をかけてほしい。そういう事が日本の印象を決めることもあります。海外に行った時、現地の人に声をかけられた時の方が、観光地などに行くより今記憶に残っています。ボランティアに選ばれた人でなく、みなさんで東京2020大会を迎えたいなと思います。」

日本語でのパネルディスカッションでしたが、最後のクロージングはすべて英語で、

Have fun,enjoy your life」の言葉で締めくくられました。

今は英語を使う機会がない人も多いかもしれませんが、東京2020大会のボランティアの現場では、英語の必要に迫られることもあると思います。外国の人と接するのもボランティアの楽しみの一つです。少しでもコミュニケーションが取れれば、「楽しかった」と思える思い出が、来年の夏に一つ増えるのではないでしょうか。