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1 Year to GO!
東京2020オリンピック1年前イベント
ボランティアレポート

2019.08.09

文:石川実恵子/撮影:岡本寿

東京2020オリンピック競技大会までいよいよ1年を切りました!

ちょうど1年前となる7月24日には、東京国際フォーラムにおいて記念セレモニーが華やかに開かれました。その会場のロビーや屋外スペースでは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が主催する競技体験イベント「東京2020 Let’s 55 オリンピック1年前スペシャル」が開催され、夏休みの親子連れなどが来場し、競技を楽しみました。

 

イベント会場には、記念セレモニーに招かれていたIOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長も訪れ、スマートフェンシング(やわらかい剣を使った体験用フェンシング)のブースで男子中学生と対戦。モントリオール五輪の金メダリストだけあって、見事な剣さばきを披露し、「オリンピアンになれるようにがんばって」と笑顔で声をかけました。

そして、このイベントでは、各競技体験ブースの運営に多くのボランティアの皆さんも参加しました。各ブースでの活躍をご紹介します。

■橋元 暁さん 担当ブース:体操(株式会社明治出展)

体操ブースでは、オリンピアンの新竹優子さんと鶴見虹子さんによる体操教室、あん馬種目の「トリック3Dアートフォトスポット」が実施されました。橋元さんはフォトスポットの担当で、お客さまの立つ位置やポーズの案内、撮影などをしました。

「最初はどう撮影するのがよいかわからず、やりながらだんだんとわかってきました。まずそこをしっかり確認すべきだったというのが今日の反省点です」と苦笑いの橋元さん。また、外国のお客さまとのやりとりに戸惑う場面があり、語学力が課題とも感じたそうです。

橋元さんは市民ランナーで、マラソン大会に出場するたびにボランティアの人たちの支えが印象に残っていたと言います。そこで自分もボランティアをやろうと一念発起。「東京2020大会でボランティアを募集するとわかってから、スポーツボランティアに限らず、いろいろなボランティアに参加してスキルを磨いています。でもまだまだ経験が足りないと思うので、あと1年、たくさんの経験を積んで、本番に臨みます」と意気込んでいました。

■斉藤かな子さん 担当ブース:バドミントン(株式会社JTB出展)

バドミントンのブースでは、ラケットを振るスイングスピードの計測とネット際にシャトルを落とすヘアピンコンテストの体験ができました。ヘアピンコンテストのお客さんにラケットを渡し、打ったシャトルを拾う担当の斉藤さんは「今日はとても蒸し暑いですね。当日はどうなるかわからないけど、個人レベルでの暑さ対策が必要だと思いました。体力づくりも大切ですね」と汗をぬぐっていました。

普段から外国人も多数参加する和太鼓サークルで活動している斉藤さんは「和太鼓もオリンピック・パラリンピックもみんながひとつの目標に向かって作り上げていく感じが似ているかも」と話します。「英語を学んでいますが、言葉だけではなく、いつでも相手を受け入れられるような心の準備をしておきたい。オープンでいること、思いがけないことにも落ち着いて対処することを心がけて、これからもボランティアを続けたいです」とも話してくれました。

ブースを出展したスポンサー企業の皆さんにとっても、充実した一日となったようです。自転車競技のブースを開いていたイー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社の伊丹麻衣子さんは「ボランティアのみなさんは、自分から何かできることはないかと考えて動いてくれていました。午前中には急な雨もあったのですが、その中でも笑顔で対応していてすばらしかったです。これからもボランティアの方たちと協力しながら、オリンピック・パラリンピックを盛り上げていきたいです」と話しました。

会場は多くの人でにぎわい、どのブースのボランティアも目まぐるしく活動していましたが、その中でも明るい笑顔でいきいきとした姿が印象的でした。オリンピック開催まであと1年、ボランティアのみなさんも様々な経験を積んで、本番への準備を着々と進めています。